いらつく＠２ちゃんねる

昔の大学の研究室の大阪人Tの話。
そいつは俺の同期で、研究室に配属された時から、先輩たちに「おい！あいつ態度でかすぎるぞ！」とか言われていて
通路のど真ん中をドカドカ歩き、下っ端なのに雑用は一切しないという凄いやつだった。
そんな奴なので、先輩たちもTに言っても暖簾に腕押しなので、同期の俺にしかものを頼まなくなった。
そして、その先輩たちが論文を仕上げる頃、俺も何かと手伝わされ、無茶苦茶忙しくなった。
でも先輩らはTに何も言わないので、
「なぁT、先輩ら忙しがってんだから、手伝ってやってくれない？俺だけじゃ大変だし」
「いや、別に俺、何も言われてないし。お前もイヤだったら、イヤって言えばいいじゃん」
「そういうわけにはいかないでしょ。今までいろいろ教えてもらったり、飯おごってもらったりしたじゃん。
Tだって世話になったでしょ？こないだも何万もおごってもらったって聞いたぞ？」
「お前、おごってもらったから手伝ってんの？」
「いや、そういうわけじゃないけど」
「そんな義理で手伝うのはどうかと思う。手伝うんなら何をしてもらってなくても手伝うべきだ！」
と、ワケのわからん自論を偉そうに展開して話が通じない。
こいつ、ホントに何の恩も感じてないんだな、とブチ切れそうになったけど、冷静に
「義理なしで手伝うべきなら、君も手伝うべきなんじゃね？後輩として」
と言ったら、モゴモゴして反論しなかったけど結局、何も手伝うことはなかった。
Tのそんな話は腐るほどあるけど、
話合いそのものが通じない相手や、恩も感じない人間ってこんなにも身近にいるんだなーっと恐ろしくなった。
価値観そのものが違うというか…